皆勤賞

 日本学校では在学生の出欠に非常に神経を使う。

 出欠率(基準は80%以下)が悪い在学生が多い場合、

 その日本学校は法務省の指定する学校から外される可能性が高い。

 指定校が外されると、在学生を留学資格の「留学」で、日本に呼ぶことができなくなる。

 そうなると、日本を目指す外国人が留学という在留資格を得ることができない日本学校を入学することはなくなる。

 日本学校としては死活の問題である。

 学生が欠席すときは、必ず担任に先生に連絡することが義務義務付けられている。

 担任の先生は、欠席する学生に対しては必ず連絡して、欠席の理由を聞く。

 欠席の理由によっては、1時限が欠席でも2時限から出席するようにと促す。

 欠席が多い場合は、理由を聞いて、理由が合理的でない場合は、退学処分にすることもある。

 また、出席率の高めるために皆勤賞を設けている。

 入学から、6か月ごとに出席率が100%の場合、皆勤賞として賞状書とともに金一封を与える。

 金一封を目指して、皆勤も目指す学生は少なくない。

 日本学校にとっては在学生の出席率は最大の問題のようだ。

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