授業中に寝る留学生

日本語学校では、授業中、眠る留学生が数名いる。
日本では、留学生でも制限があるが、週28時間のアルバイトが認めらている。
米国など他の外国では、留学生は勉強するために来ているので、原則アルバイトを認めていない。
では、なぜ日本では留学生のアルバイトを認めているのだろうか。
人手不足で悩む企業側の要求が理由の一つだ。
コンビニなどは学生アルバイトがいなければ、営業できない状況だ。
本来、コンビニでも正社員で営業すべきである。
でも、おそらく正社員だけでの営業ではもうけが出ないのだろう。
賃金が低い学生アルバイトでやっともうけがでるのだろう。
30年以上にわたる、日本の実質賃金低下で企業経営がもうけを出すという構造になってしまったようだ。
授業中よく寝ている、ベトナムからの女性留学生は、新聞配達奨学生だという。
新聞配達をする日本人が減る中で、外国人労働者が必要になっているようだ。
朝4時に起き、新聞配達するほか、夕刊も配達する。
そんな留学生に起きて勉強しろとはなかなか言えないのは、教師失格であろうか。