JLPT結果発表される

7月に行われた日本語能力試験(JLPT)の結果が発表された。
大学や専門学校を目指す留学生の日本語学校では、この試験の結果が結構重要である。
専門学校に進学したい留学生はJLPTのレベルN4の合格が必要だ。
N4合格は日本で働くことができる在留資格の特定技能1号での必要な日本語能力レベルである。
大学に進学したい留学生の日本語能力レベルはN2と言われる。
JLPTは最高レベルはN1で、以下はN2、N3、N4となっている。
私が勤める日本語学校でも多くの留学生が7月のJLPT試験を受けた。
中国人留学生など漢字を学んでいる漢字圏の留学生はJLPT試験は有利だが、
訪米系やベトナム、ネパールなど漢字圏でない留学生はJLPT試験はちょっと不利である。
当日本学校でも専門学校を目指す多くのネパール留学生がN4レベルを受けたが、多くが不合格だった。
担任の先生はネパール留学生に今年12月のJLPT試験でN4を合格するように一生懸命勉強しなさいと叱咤激励した。
漢字圏の中国人留学生はN3、N2レベルの試験に合格していた。
不思議なことに、私が授業を担当していたクラスのSさんはN3レベルと思っていたのだが、今回最高レベルのN1に合格していた。クラス担当の先生も驚いていた。JLPT試験は答えが4択なので、偶然で合格することもあるということなのだが。