教えると学ぶ

教師が何かを教えることと学生がそれを学ぶことは同じではない。
このことをはっきりと教えてくれるのがテストの結果である。
先日、日本学校の定期テストが終わり、学校は秋休みに入った。
学生のテストの採点をすると、教えることと学ぶことは同じではないことを実感する。
学生それぞれ学力差があるので、ある問題を間違え、ある問題を正解することになる。
だが、ある文法項目を問う基本的な問題に対して、学生全員が間違えてしまった。
これはどういうことなのだろうか。
教えたはずの文法項目が、学生全員ちゃんと学んでいなかったか、
あるいは教え方がまずかったのか、と自問する。
今回の定期テストでは、学生がちゃんと学んでいたのかをテストするよりも
教師がちゃんと教えていたのかをテストするものとなったようだ。