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日本語学校で講師ことはじめ

 某日本語学校の非常勤講師を務めて、2か月ほどが経った。

70歳にして新米の日本語教師として、この2か月間は悪戦苦闘の日々だった。受け持ったクラスの一つが再履修クラスで、生徒20人中、中国人15人、ベトナム人4人、その他1名。他のクラスも大体同じように中国人が15人以上、ベトナム人3~4人、その他1~2人となっている。ほかの日本学校のことは分からないが、おそらく、中国人留学生が一番多く、2番目はベトナム人留学生ではないだろうか。

 再履修クラスは、個性の強い留学生が多く、他の講師は、動物園といっていたが、その通りで、内職をする学生、眠る学生、お菓子を食べる学生、携帯でゲームをする学生など、授業に集中する学生が少ない。1コマ45分の授業料は約1800円で、学費を出している親などが泣いちゃうのではないかと思ってしまう。

 新米講師だからということではなく、この道何十年のベテラン講師の場合でも同じ動物園状況だそうだ。

 一方、新入生だけのクラスは、みんな授業に集中していて、これまで学んできた教授法が発揮できる。

 再履修クラスと新入生クラスのこの落差は何なのか。もう少し、学生との付き合いを深めていかないと分からないかも知れない。