今年も祇園精舎の声

さて、あと数時間で2025年は過ぎようとしています。

今年は72歳で、老骨に鞭を打って、行政書士事務所を廃業して、

日本語教師の仕事に奮闘しましたが、

今一つうまくいかず、あれやこれやの煩悩ばかり残ってしまいました。

今年も除夜の鐘が108の煩悩をけしてくれるでしょうか。

平家物語の冒頭に「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」とありますが、

ある作家によると、祇園精舎は、インドの祇園にあった精舎(修行僧の宿舎みたいなもの)で、

108棟あったそうです。

その精舎の各屋根に一つずつ鐘がつるしてあるのですが、

その中の49番目の棟に一つだけ上を向いている鐘があったそうです。

その棟は病人の僧侶たちの部屋で、僧侶が病死すると

上を向いていた鐘が自然に鳴ったということです。

でも、実際の祇園精舎には鐘はなかったそうです。

お釈迦様をはじめ僧侶たちが、雨季の間、定住して修行する場所が精舎です。

古代インドの精舎は、寺院といったような立派な建物もなく、鐘もなかったそうです。

修行の場であり、雨の凌ぐ程度の建物だったそうです。

私には、東京のはずれの日本語学校が精舎のような気がします。

来年は日本語教師、3年目になります。精舎でより一層修業に励んでいきたいと思います。

江戸時代の日本人はアンコールワットを祇園精舎と思っていたそうです。

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